八尾別院 大信寺では、報恩講 御満座が勤まる毎年12月7日に帰敬式を開催しております。
帰敬式(ききょうしき)は「おかみそり」とも言われ、「仏」「法」「僧」の三宝に帰依し、「南無阿弥陀仏」に自らの人生を問いたずね、真宗門徒として新たな人生を歩み出すことを誓う大切な儀式です。
帰敬式を受式されますと、それぞれに法名(ほうみょう)が生前授与されます。
法名は、お釈迦さまの教えを聞いて生きる者としての名告りであり、亡くなってからいただく名前ということではありません。
真宗門徒は大切な方が亡くなられると、「法名」を以って葬儀や法事が勤まることから、法名は亡くなってからいただく名前であるとか、生きている間にいただくことは縁起が悪いものだと思っている人が少なくありません。さらには、浄土真宗の「法名」と、他宗派の「戒名」とを混同して捉えている方もいらっしゃいます。
「法名」とは、仏弟子として日々の生活を歩むという、真宗門徒としての名告りを表す名前です。お釈迦さまの教えを聞いて生きる者としての名告りですから、亡くなってから頂く名前あるいは「死者供養」「先祖供養」を本来の目的とした名前ではありません。
私たちが普段扱っている名前は、両親の願いがかけられて名づけられたものです。一方、法名には「釋」又は「釋尼」の字が冠せられた二字を賜ります。これは仏さまの願いがかけられた名前といってもいいでしょう。仏さまの教えに自らの生活を問い尋ねて生きんとする、尊い名告りなのです。
帰敬式は、昔から「おかみそり」とか「おこうぞり」という名前でも呼ばれていますが、ご本尊の前で「三帰依文(さんきえもん)」を唱和し、執行者からおかみそり(剃刀)が三度、頭にあてられます。おかみそりは、実際には髪を剃ることはありませんが、髪をおろすことをかたどった儀式です。
髪をおろすとは、お聖教(しょうぎょう)の中で「勝・他・利・養・名・聞(しょう・た・り・よう・みょう・もん)の三つのもとどり、髪をそりすてる」ということが伝えられています。人を軽んじ、財産や名誉にこだわる私たちに、仏さまの教えを依りどころとして日々の生活を送ることを表します。
帰敬式当日は儀式の後、法話がございますので、おおよそ2時間程度の所要時間となります。なお、八尾別院の帰敬式後は報恩講の御満座が厳修予定※のっぺい汁のお振る舞い有 ですので合せてのお参りをご案内いたします。
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毎年12月5日・6日・7日の3日間にわたって、八尾別院 報恩講が勤まります。
大勢の出仕者による迫力あるお勤めの声と雅楽の音色が響く厳かなお勤めのほか、薄暗闇の中での親鸞聖人の御生涯が描かれた『御伝鈔』の拝読は何ともたとえることのできない趣があります。
また、お勤めの後には名物「のっぺい汁」の振る舞いを行っております。「のっぺい汁」とは、毎年12月に厳修される報恩講の「お斎(とき)」として振る舞われる八尾御坊の名物です。
先達から脈々と受け継がれてきたこの汁物は、大根やにんじん、子芋やこんにゃくなど沢山の野菜を大きな鍋で炊き、昆布と鰹でとったお出汁に生姜で香り付けをしてから片栗粉でとろみをつけたものです。
12月の報恩講という寒い時期に、体の芯から温まる一椀となっております。
報恩講は、門徒・僧侶すべての人がともに力を合わせてお迎えする大事な大事な法要です。